複数科目受験
こんにちは。ミルクティーです。
税理士試験まで1か月半。受験生の中には2科目、3科目(あるいはもっと)を同時にやる人もいます。私も最後の科目以外は複数科目を受験することが多かったです。
結果的に合格まで10年以上かかっているので失敗だったかもしれませんが、複数科目を受験して良かったときもありました。
今回は、複数科目受験のメリットとデメリットを考えてみようと思います。
【複数科目受験のメリット】
①短期合格を狙える
短期合格を狙うには複数科目受験しかありません。ただし、社会人にはハードルが高 いです。5年以内の受験期間で合格している人はどこかで勉強に専念して期間がある人が多い印象です。
受験専念の人や学生であれば、複数科目受験が一般的です。
②保険をかけることができる
1科目がダメでも、もう1科目あるからと思えば心理的な負担は減ると思います。税理士試験本番を考えると、本命科目の前に他の科目を受験して本番の緊張に慣れておくのが理想的ですね。
③トータルで見れば経済的な負担を抑えれる可能性がある
どこの学校でも、複数科目を受講すれば受講料は割引になっています。同じ5科目でも、1科目×5年よりも3年で5科目の方が受講料は安くなります。その分1年あたりに支払う金額は増えますが・・・。
【複数科目受験のデメリット】
①勉強量が多い
当然、勉強する時間は増えます。科目によりますが、社会人であれば毎日残業する ような職場では難しいと思います。平日でも継続的に勉強時間を確保できるような環境であれば社会人でも可能だと思います。
勉強スタイルは人それぞれですが、私の場合は、平日に講義を受講して休日は自習するのが理想的でした。
②二兎を追う者は一兎をも得ず
1科目ごとの勉強量は必然的に減ります。どちらをメインにするのか明確にしないと中途半端になってしまいます。思うようにいかなかった場合、途中で1科目に絞る勇気も必要だと思います。
時間を確保できる人であれば2~3科目、時間に制約のある人であれば1~2科目を受験することが多いですね。なかには社会人でも3科目受験する強者もいますが、普通の人には難しいです。地頭が良いと思う場合はチャレンジする価値があると思います。
複数科目を勉強している受験生の残りの期間の過ごし方は
①すべて順調な場合は、そのまま複数科目の合格に向けて邁進する。
②本命科目は順調、他の科目はいまいちな場合は、本命科目を中心に勉強して残りの科目は範囲を絞って(ヤマを張って)勉強する。
③本命科目は順調、他の科目は絶望的な場合は、本命科目のみを集中して勉強する。
④どの科目も合格まで努力を要しそうな場合は、ボリュームが一番少ない科目に絞って勉強する。
①が理想ですが、現時点での合格の可能性を冷静に分析して、合格の可能性を少しでも高めましょう!